初夏の東北の旅 ー その3 ー

こんにちは。

今回は東北旅行の3回目です。

まずは、ホテルの朝食は和食にしてみました。ホテルや旅館での朝食って、ついつい白米を食べ過ぎてしまうので、あらかじめ量が決まっているのは良かったかも?

青森駅までの送迎バスは12時半に出発なので、午前中はゆっくり出来ますから、もう一度、酸ヶ湯温泉へ行って、前日は入らなかった男風呂に入って来ました。酸ヶ湯温泉には、こんなお店もあって興味津々ではあったのですが、暑いし、ご飯食べたばかりなので断念。しかし、「生姜味噌おでん」、日本酒に合いそう・・・。

そして、ホテルへ戻って周囲を散策。ホテルもブナの林に囲まれていて、その中を散策できるように道も整備されていますし、ちょっとした見所も点在しているので十分楽しめました。でも、一番驚いたのは、八甲田のこの辺りの土地って、そこら中で「お湯が沸いている」という感じで、下の写真の地獄沼と呼ばれる大きな沼も、手をつけてみると、温水プールみたいな温度になってまして、水も強い酸性のため魚はいないそうです。トレッキングや登山のルートの近くでも、火山性のガスが発生する場所があるので注意する必要があるようです。

この池から流れ出している小川の水温も生暖かかったですし、川の近くの地面からは、ボコボコという音を立てながら熱湯が吹き出していました。

これは「まんじゅうふかし」と呼ばれている場所なんですけど、饅頭をふかしているわけではなく、木のベンチが東屋の中に置かれていて、そのベンチが地熱で、相当熱くなってまして、そこに腰掛けてお尻をあっためる場所なんですね。

こんな感じです。自分が行った時は、それほど熱くはなくて、心地よいレベルでしたけど、日によって温度は変わるみたいですし、周辺から蒸気が吹き出したりする事もあるようで「火傷に注意してください」という注意書きもありました。

この「まんじゅうふかし」へ行く道は一応、アスファルトで覆われているのですが、途中、道路に小さな穴があって、そこから、お湯が吹き出している場所もありました。正に、八甲田は「沸騰中」の地なんだと実感する瞬間でしたね。

そして、散策を終えて、ホテルで昼食。ビーフカレーをオーダーしたのですが、赤ワインで煮込んだ柔らかいヒレ肉がゴロゴロ入っていて、後からジワジワ来る程度の優しいスパイスが効いた美味しいカレーでした!

天候にも恵まれて大満足の八甲田でしたが、次回は、登山にもチャレンジしてみたいです。ロープウェイの山頂駅から4時間半程度で、1500m級の山に登って下りて来れるみたいですからね。

さてさて、そして次に目指したのは花巻。以前、花巻温泉の宿に泊まったときに、お湯がトロトロで気持ち良くて、肌がスベスベになる感覚があって、その泉質が気に入ったので再訪を決めたのですが、今回は花巻温泉郷の中の、山の神温泉の宿を選びました。

この宿、宮大工が建築を手掛けたとのことで、ホールは勿論ですが、各部屋も凄く趣があります。

お風呂は男女共2つづつありまして、小浴場は、こんな感じ。やはり、お湯はトロットロでした!

露天風呂のお湯の温度が、やや低めに設定されているので、永遠に入っていられんじゃないか?と思えるくらいに気持ち良かったです。

夕食の会場はこんな感じ。まだ明るいので木々の緑が楽しめて気持ち良い空間でした。

食べた料理は以下の通り。

どれも、普通に美味しかったですが、中でも自分が一番好きだったのが、こちらの、

「コーンスープのしゃぶしゃぶ」

です。

豆乳しゃぶしゃぶは、家でも良く食べますが、コーンスープを使うという発想は新鮮でした!具材には、お肉や野菜の他に、トウモロコシを削いだものもあって、これが絶品。残ったスープにパンを浸して食べれば、これまた至福!

これは絶対に家でもつくって食べてみたいと思いました。

そして、この料理に合わせたのは、コチラの日本酒。実は、ドリンクのメニューに日本酒が豊富ではなく、グラス単位で色々飲むということが難しかったので、この時は四合瓶をボトルでオーダー。ワインでは、ボトルでオーダーするのが当たり前ですが、日本酒ではなかなかないので、これはこれで楽しめました。ワインほど、時間の経過による変化はないのですが、開栓して、すぐの時に感じたアルコールのピリピリ感が後半はなくなり、マイルドになっていくのを実感出来たのは良かったです。

夕食後は、もう一度お風呂に入り、0時からはサッカーW杯の「日本vsセネガル」戦を観て、結局寝たのは午前2時過ぎ・・・。

当然、翌朝は遅くまで寝て疲れを取った後に、宿を出発。それにしても、毎日、本当に天気が良くてビックリでした。

さて、そして3泊4日の旅も、いよいよ最終日。

この日は、仙台に行って、そこから仙石線に乗り換えて塩竈へ。まずは宮城県随一のパワースポットと言われている塩竈神社を尋ねました。

この表参道の200段以上ある階段が凄いんです。

この階段の真ん中を登っていくと、より強いパワーを授かるとのことでしたので、手すりにはつかまらずに、ど真ん中をユックリと登って行きました。

上から見ると、こんな感じです。ちょい怖いですよね(汗)。

そして、境内には、こんなお茶目な?こま犬が鎮座していました。どうも「越前禿型」というタイプに分類されるらしいです。それにしても、遠野のカッパこま犬といい、こま犬にも色々なタイプがあって興味深いですね。今後は、もっとしっかりチェックするようにしないと!

これが本堂。

別宮もあります。

帰りは七曲坂と呼ばれる裏参道を下りていきました。この道、正に昔の状態が、そのまま残っているということで、表参道の急な階段とは違って、くねくねと曲がりくねっている分、勾配は緩やかなのですが、足元が悪いので転ばないように集中力は必要です。でも、確かに、タイムスリップしたような感覚を覚えました。

そして、メインストリートまで下りて、駅方面に歩いていく途中で酒屋を発見!

 

随分伝統のある酒屋さんのようで興味をそそられたのと、試飲ができるということで寄ってみることに。

何種類か試飲させてもらって、2本購入決定!まずは、真央ちゃんも好きそうな可愛らしいハートのラベルの、その名も「HITOMEBORE」。ご覧いただくとわかると思いますがストーンまでついてます。

このお酒、飲んでみるとラベルの可愛らしさからは想像できない、結構しっかりした重厚な味わい。そのGAPが、また面白いと感じました。

そして、もう一本がコチラ。塩竈と言えば「浦霞」なので、後で蔵のギャラリーを覗いてみようとは思っていたのですが、このお酒、何と浦霞が初めて造った生酛造りのお酒!なんだそうです。

確かに「試験醸造」と書いてあります。

店主によると、生産本数の少ない超限定品なので、なかなか手に入らないだろうとのこと。

四合瓶はなくて一升瓶だけの販売とのことでしたので、持ち帰るのは大変だと思いましたが、正に私が訪れる直前に入荷したばかりとのことで、何かの縁も感じましたので思い切って購入しました。

その後、店主の方と日本酒談義に花が咲いて意気投合し、冬の酒造りの時期に塩釜に来るようなら酒蔵見学できるように根回ししてくださるとの話をいただきました!有難いことです!勿論、今後、宮城の日本酒購入の際にも、窓口になって色々と情報を教えていただけそうですし訪れて良かったです!

酒屋さんを出た後は、すぐ近くの浦霞醸造元の株式会社佐浦さんの蔵へ。さすが立派な建物でしたね。

さて、いよいよ旅も大詰めです。

ということで、仙台から新幹線で郡山に移動!

席は勿論「3A(トリプルアクセル)」です!

郡山の訪問目的は寿司を食べること!

郡山で寿司?と疑問に思われるでしょうが、郡山には美味しい鮨屋が何軒かあります。冷蔵技術の発達している現在では、仕入れるルートがきちんとしていれば新鮮で良いネタが手に入るということなんでしょう。勿論、それを扱う技術も素晴らしいから美味しいんですけどね。

まずはお通しのカツオから。

そして、キンキの焼き物。焼き加減が絶妙!

稚鮎の天ぷら。心地よい苦味がGOOD!

そして握り。全部、包丁で細かい仕事がされています。中でも、右上のイカ!細かい切り目が入れてあって、イカなのに口の中でトロけました!

美味しいので、どんどん追加!どれも美味しかったのですが、またその姿が美しい!

もちろん、日本酒も色々と飲んだのですが、残念ながらボトルの写真が撮れませんでした(泣)。

都内で同じもの食べたら、大変な値段になると思います。大満足で、お店を出て帰宅の途についたのでした。

いやあ、今回の東北旅行、最後まで天候にも恵まれ、自然を楽しみ、料理とお酒を堪能し、嬉しい出会いもあって本当に楽しかったです!

また、是非、真央ちゃんのサンクスツアー の福島公演と、東北での追加公演?で訪れたい(願望)です。

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初夏の東北の旅 ー その3 ー” に対して2件のコメントがあります。

  1. はじめまして。
    塩竈神社、素敵なところですね!!
    仙台はサッカーを観に行くだけだったので、
    一度、観光しなくちゃ行けないですね♪

    1. sakemove より:

      はじめまして!コメント有難うございます。塩竈神社、さすがのパワースポットでした。仙台からも近いですし、オススメです。駅の近くに寿司屋もたくさんあって、どこにするか迷ったのですが。地元の人に聞いたら、JR東北本線の塩釜駅の近くにある回転寿司 塩釜港がオススメだと言われました(笑)。

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