浅田真央サンクス・ツアーに行ってきました! ー その4 ー 

こんばんは。

今回がMTT新潟公演のレポート最終回です。

前回は、DAZZLEさんによる振付け、仮面舞踏会までを書きましたが、それに続いたのが、蝶々夫人でした!

真央ちゃんは、フォト&エッセイでも、

現役当時と引退後とでは曲の解釈が全然違って、衣装も振付もアレンジしている」

と書いていますが、この蝶々夫人は、それが最も顕著に体現されているプログラムだと思います。

いきなり、リンク上の暗闇に膝をついたジュピターのオープニングを思わせるシルエットが見えたのですが、始まった曲が蝶々夫人だったので、まず驚き、そして、立ち上がった時の衣装に、またビックリ!

真っ白な長襦袢のような衣装に真っ赤な帯、そして胸と背中に蝶々があしらってあります。

そして振付けが、また凄かった・・・。

皆さん、記憶に鮮明に残っていると思いますが、蝶々夫人と言えば、THE ICEでのジェフとのコラボも素晴らしかったですよね!あれは、ジェフ演じるピンカートンが去っていって、悲しみにくれる蝶々さんの姿でエンディングを迎えていましたが、今回は、演技がスタートして、間もなくピンカートン役のエルニ君が登場し、二人の絡みの場面があった後、ピンカートンが立ち去って、そこから再び真央ちゃんの単独パートが始まるのです。

つまり、今回の蝶々夫人は、

ピンカートンが去った後の蝶々さんを演じているプログラム

というわけです。

これが、もう、本当に凄くて、真央ちゃんの全身全霊を込めた、キレッキレの滑りにエンディングまで圧倒され続けることになります。編曲も違和感なく素晴らしかった!

そして、この衣装。最初は、ジュピターで使っていた、天女や巫女を連想させるようなイメージを持ったのですが、演技が始まると、ピンカートンが去った後の蝶々さんの心の葛藤、彼を信じようとする強さ、事実を知った時の絶望などが鬼気迫る迫力のある滑りで表現されてまして、恐らく、全く違う意図を持って真央ちゃんは、この衣装を安野さんと一緒に考えたんだろうなということだけは感じました。

実は、恥ずかしながら、自分は蝶々夫人のストーリーはザックリとしか知らなかったので、もう一度、調べてみてたのですが、その結果、もしかして、今回の、この衣装は「それを表したもの」なのか?と思い当たったものがありました。でも、それが本当に真央ちゃんの意図したものなのかどうか?わかりませんので、ここでは書かないことにします。

でも、将来、是非、この作品の衣装、振付について、真央ちゃん自身に語って欲しいですね。

そして、この鬼気迫る蝶々夫人の後には、その余韻を引き継ぐかのように、素晴らしく音響の良い会場に重厚な「鐘」のメロディーが響き渡り始め、真央ちゃんが着ていたのと、そっくりのデザインの衣装で無良君が登場!

そして、真央ちゃんと同じタイミング?で、まず一発目のジャンプは3A! 次は、3A+2Tというジャンプ構成で演技が始まります!

鐘の迫力ある重厚な曲調に、無良君の豪快で迫力ある大きなジャンプと、チャーリーの所に行ってから格段に良くなったスケーティングによる切れのあるステップが恐ろしいくらいマッチしてましたね。これは、ハマりプロです!

初演では、3Lz+3Tのコンビネーション・ジャンプも成功して、観客から大きな拍手を浴びていました。

細かい話ですが、無良君、楽公演では、2本目の3Aが抜けてしまったので、演技後半に、もう一度、3Aからのコンビネーションにチャレンジしてましたので、ジャンプ構成の自由度はあるようです(笑)。

やはり、ジャンプはフィギュア・スケートの華ですから、初めてフィギュア・スケートを観に来た多くの人にとっては、間近で一線級のジャンプを観れる、この無良君のプログラムが持つ意味は大きいんだと思います。

そして、多くの真央ちゃんファンにとって、このは特別なプログラムの一つで、私自身も、特に、初演の時は、どうしても、バンクーバーの時の真央ちゃんがフラッシュ・バックしてきて、「何で、こんな凄いプロを演じて表現力がないなどと言われたんだろう?」とか、「何で、アレに負けなきゃいけなかったのか?」などといった感情も蘇ってきたりして涙ぐんでしまいました・・・。

それにしても、この無良君バージョンの鐘は、あくまでも短縮版で、かつジャンプも全然少ないわけで、フル・バージョンを、あのジャンプ構成で、最後にあのステップまで組み込んで滑っていた真央ちゃんって、言葉は悪いですけど本当に化け物ですね。

まあ、この曲を使う女性スケーターは、今後、二度と現れないでしょう。

もし叶うなら、もう一度、生で真央ちゃんの鐘のフルバージョンを観てみたいです!

この蝶々夫人から鐘の流れが、中盤から後半にかけての一つの山場といった感じですね。

そして、次は舞ちゃんと女性キャストによるジュピター

ある意味、緊張感のある「重いプログラム」が続いた後ですので、透き通るようなリベラの美しいヴォーカルに合わせて美しく氷上を舞う彼女たちの演技に、心が安らぎと幸福感で満たされていく感覚がありましたね。そして、盛岡エキシの時、真央ちゃんが3Aの軌道に入った時の興奮と緊張感を思い出したり、真央ちゃんの復興への願いの気持ちを思ったりして、またウルウル・・・。

そして、ここからはエンディングへ向けての怒涛のリチュアル・ダンス、ラフマニノフのピアコンへと続いて行くわけです。

まず、リチュアル・ダンスですが、黒と赤が融合して、一つの作品となってます。

黒リチュの衣装は新衣装で、メチャメチャ格好良いんですけど、画像探しても全然ないし、自分の表現力のなさでは、どう説明していいのかわかりません(笑)。

黒リチュは、男性4人とのコラボで、振り付けも斬新でクール。正に魔界にいる「黒い悪い鳥」といったところで、亡霊に取り憑かれた女性のダークサイドを表現している感じでしょうか。

そして、リンク中央で、男性に取り囲まれた状態で、照明が暗くなり、チカチカした眩しいライトで、しばらく視界が遮られた後、パッと明るくなった所には、昨年のTHE ICEで着た赤いロングドレスの真央ちゃんの姿が・・・。

このショーで2回目の早着替えです!

そして、コレオからの圧巻のステップ!

もともと、個人的に、この赤リチュのコレオとステップ、両方とも大好物だったんですけど、他の女性CASTが加わることによって、ストーリー性が、よりリアルにくっきりと表現されて、更に魅力が増していると思います。

そして、いよいよ、次がラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番!

事前情報で、この曲は滑るとわかっていましたけど、やはり、この曲が流れ出しただけで、もうダメです。。。

でも、いきなり真央ちゃんが登場するのではなく、男性 CASTが、エルニ君、橋本君、川原君、そして無良君と1人づつ登場して、単独で滑る時間をもらっていて、そこで自分の得意なジャンプなどを披露していくわけです。

きちんと、CAST各々の見せ場も考えた演出になっているんですよね。

そして、遂に、あの衣装に身を包んだ真央ちゃんが登場!

会場には、悲鳴にも似た歓声が上がります!

そして、無良君と軽く絡んだ後、あの3Loからの渾身のステップが始まります!

もう、当然、皆んな手拍子です。凄い会場の一体感の中、真央ちゃんが駆け抜けていきます。リンクが狭いので、本当にあっという間に端っこに到達してしまうんですが、そこは、流石の真央ちゃん、上手く調整して感動のフィニッシュへ!

真央ちゃんしか観てなかったので、気づきませんでしたが、いつの間にか、男性CASTもリンクに戻ってきていて、最後のフィニッシュ・ポーズは、5人で一緒にバッチリ決まってました!

タカシマヤの浅田真央展でも、何度も何度も衣装は見てましたけど、やはり、あの衣装を真央ちゃんが実際に着て、そしてラフマニノフを滑っている・・・。しかも、すぐ近くを!もう、これは本当にやばかったです。

楽公演で隣の席にいた女性は、開演した時からずっとタオルで涙を拭きながら観ていたんですけど、ラフマニノフの衣装を着た真央ちゃんが出て来た時は、もう感極まったような大きな声をあげて泣きながら立ち上がろうとしてしまったんですよね。

いやあ、わかりますよ。そりゃ興奮しますよね。ラフマニノフ真央の破壊力、半端ないですもん。

やはり、ここが、このショーのクライマックスです!

そして、本当にいよいよ最後の曲、愛は翼に乗って!

モニターにCAST一人一人の写真と名前を順番に映し出しながら、それに合わせて、それぞれのCASTがリンクに登場してきますので、観客は、各々のCASTに盛大な拍手を送れるわけです。正にMCなんか必要ない。よく考えられています。

そして、真央ちゃんのお世話になったファンやスタッフ、関係者への感謝の気持ちが込められた歌詞に乗って美しい群舞が繰り広げられた後、モニターにはチーム真央の数々の写真が、映し出され、真央ちゃんから、自分のプロジェクトに参加してくれているチームのメンバーへの感謝の気持ちが表現され、最後に、再び、会場にいるファンへの感謝のメッセージがテロップで流れての感動のフィナーレ!

もう、本当に夢のようなショーです。

正直な所、初演は、真央ちゃんの滑らないプログラムにも、真央ちゃんの姿を重ね合わせたり、そのプログラムの思い出が頭をよぎったりすることも多かったですが、2回目の公演では、真央ちゃんが創ったプログラムを、しっかりと見届けようということで、かなり演技に集中できたと思います。

いやあ、本当に、浅田真央、恐るべし!です。

まだ、サンクスツアーが始まったばかりですが、将来、更に革新的なアイスショーをやってくれることを期待したい、いや確信できたショーでした!

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浅田真央サンクス・ツアーに行ってきました! ー その4 ー ” に対して 4 件のコメントがあります

  1. MARIMAO より:

    4部作のサンクスツアーレポートありがとうございます。
    詳細かつ臨場感溢れるレポに、しばらく行けそうにない私は大興奮でした。
    感謝です。
    ところで、短いきれぎれの映像で見る限り今回真央さんのジャンプは2Aと3Loopかなと思われますが(いいジャンプ跳んでましたね!)スマイルとラフマニとあとはどのプログラムで跳んでましたか?
    チェロスイートはフルだったと見ましたが、ジャンプは3回とも(フリップも?)跳んだのかなあと気になってます。記憶にございましたら教えてくださいませ~

    1. sakemove より:

      MARIMAOさん、
      コメント有難うございます。
      今回の新潟公演で、真央ちゃんのジャンプは2Aと3Loの2種類だったと思います。
      正直、興奮しすぎてて正確に覚えていませんが、ジャンプを跳んだプロは、This Little Light of Mine(2A)、Smile(2A)、踊るリッツの夜(2A)、チェロ・スイート(2A、3Lo)、ラフマニノフ(3Lo)だったんじゃないかと・・・。自信ありません!
      自分は、今回のショーでは、ジャンプよりも、全体の流れや、真央ちゃんの振り付けの方に集中してしまっていて、個別の要素に関しての記憶はかなり曖昧になってしまってます。すみません!
      何しろ、ショー自体の完成度が高いので、自分は「まあ、ジャンプは成功するに越した事はないね!」と思える程度のレベルの要素にさえ感じました。もちろん、真央ちゃんはジャンプ失敗したら悔しいでしょうけど(笑)。

  2. MARIMAO より:

    詳しいご返信ありがとうございます!
    なるほど、たくさんジャンプ跳んでるんですね~しかもかなりキレのいいジャンプ。流れを途切れさせない為にも得意のループとアクセルでって感じですね。
    真央ちゃん相当練習積んでるようですごいですね。終盤なのにラフマニのステップの身体の動き!シビレてしまいました。(映像ですが)
    どこかの公演に行きたいと日々画策中です。
    ますます見たくなる素敵なレポート本当にありがとうございました。

    1. sakemove より:

      MARIMAOさん、

      真央ちゃん、本当に大変だと思いますけど充実した時間を過ごしているんだと思います。

      チーム真央のショー、是非、生で観てください!

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