真央の酒(15)ー ついに完結? ー
こんにちは。
真央ちゃん、ホノルルマラソンに向けて順調な調整が続いているでしょうか?
私の方は、風邪を引いてしまって、先週の木曜日以来、走れておらず、まだ出場することを決めたわけではないですが、ホノルルマラソンに向けて不安になってきております。
皇居ランイベントのペースメーカーの話も、その後、一度だけメールのやり取りはありましたが、まだ確定はしておりません・・・。
さて、そんな中、早速ですが、「真央の酒」の醸造をお願いする酒蔵探しですが、以前、記事にした関谷酒造さんの日本酒のオーダーメイドで玉砕して以来、それ以外に、何処かトライできるところはないか?と探していたところ、ミライシュハンさんという会社がやっていらしゃる、
というものがあることを発見したんです。
で、早速、「真央の酒」のコンセプトをメールで送ってみたところ、それぞれの条件について実現への「難易度」の高さに関して以下の回答をいただきました。
そして、この回答を「たたき台」にして、昨日、ミーティングをしてきました。
オフィス兼店舗は、代官山駅から徒歩3分という便利な場所にあります。素敵ですよね。
一階では日本酒の販売を行っていらっしゃって、昼の12時からオープンしているBarも併設されてます。他の店にはない、新進気鋭の若手の蔵元さんや杜氏さん達と一緒に、独自に企画・醸造したお酒なんかも沢山置いてあって興味深かったです。
ミライシュハンさんは、この他にも、クラウドファンディングによる酒造りのサイトの運営とか、日本酒を広めるためのイベントの企画・運営など多岐にわたって事業を展開していらっしゃるのですが、今回、問い合わせさせていただいた「iccon」という事業は、彼らが提携している数十にも及ぶ酒蔵と、酒屋さんや私のような個人がオリジナルの日本酒を造りたいというニーズのマッチングを行うというものなんですね。
しかし、今回、難易度が高いとされた「古代米の色素利用による色付け」と、「カーネーション酵母の使用」に関しては、残念ながら、
ミライシュハンさんの提携している酒蔵さんの中には対応可能な酒蔵は存在しない
ということでした。
「スパークリングタイプ」に関しては、対応可能なところはありますが、「純米大吟醸では造っていない」とか、「透明でなく、にごりの微発泡タイプ」であれば可能といった形になり、やはり、何かしら妥協をしなければならないとのことでした。
あと、お米の「新潟産コシヒカリの使用」は、もちろん可能なのですが、コシヒカリを原料に使っていない酒蔵の場合には、コシヒカリを自分で精米所に持ち込んで、精米した後に、更に酒蔵に搬送する必要があるので、そのコストが高くつくのがネックになるだろうとのことで、これは「kirala」についても同様とのことでした。
うーーーん、厳しいですねえ。
話を聞いていると、結局のところ、こうしたオーダーメイド日本酒の場合、幾つかパターンはあるのですが、大きく分けると、
①中身は既存の日本酒を使いラベルだけオリジナルのものを作る
②製造過程に大きな影響を与えないレベルで味わいや香りなどに若干の個性を持たせる
③そもそも完全にオリジナルのお酒を造る
という3つのタイプに集約されるということになるようです。
そして、個人のオーダーの殆どが①で、あと少し②があるという感じで、①②に関しては、少量でのオーダーが可能です。
しかし、今回の「真央の酒」のように細かい、しかも特殊な条件が多く付いているお酒だと、③のパターンにならざるを得ず、その際には、少なくとも1,000本以上のオーダーを行うしかないようです。
そして、仮にロゼ色という色を諦めたとしても、それでも、尚、蔵選びにおいて、
スパークリングタイプについては、瓶内二次発酵の管理が非常に難しく手間がかかるしノウハウが必要
カーネーション酵母など花酵母に関しては、使用経験のある蔵でないと難しい
という高いハードルは残るというのが現実です。
ということで、結論としましては、お願いできるとしたら、お米は蔵の使用米で、水も蔵の仕込水を使った上で、
無色透明・精米歩合50%の純米大吟醸のノン・スパークリングタイプ
か、
純米吟醸(精米歩合は60%程度)で、白い薄にごりのスパークリングタイプ
の二択になるということでした。
もちろん、コストはかかりますが、ラベルはオリジナルのものを使えますし、香りや味わいに関して、
香りが強すぎず、アルコール度数もあって、食前酒というよりは食中酒!
という酒質に関してのリクエストには応えていただけるということでした。
で、一晩、考えてみたのですが、
今回はオーダーは見送る
ことにしました!
ミライシュハンさんには、今回、親身になって相談に乗っていただきましたのに、大変申し訳ないと思っています。
まあ、そもそも、この「真央の酒」シリーズも、自分でも楽しみながら、無茶だとわかる条件も”ネタ”として採用してきた部分もあったわけですから、実際の日本酒造りに際しては、こちらの条件が厳し過ぎてネックになるということわかってはいましたが、それにしても、諦めなければいけないことが多過ぎました。
せめて、色とスパークリングの両立とかできれば検討したんですけどね・・・。
あと、やはり、真央の酒(13)や(14)でも書きましたが、お酒を造った後のことまで、キチンと自分自身の体制を整備した上でないと、やはり、お酒を造ることなんて出来ないと、今回の件で痛感しました。
というわけで、これから会社登記したり、酒販免許申請したりして、体制を整えていきますので、今期のオーダーの可能性は極めて低くなりました。
でも、まだ諦めませんよ!
実は、
透き通ったピンク色の日本酒、スパークリングタイプの日本酒、双方を花酵母で造っている酒蔵
を見つけましたし、こちらの体制が整ったら、そうした酒蔵さんに直接アプローチすることも考えてみたいと思っています。
これから色々と人脈を広げていく中で、もしかしたら「真央ちゃんの大ファン」の蔵元さんに出会うこともあるかもしれないですしね(笑)。
というわけで、長く、続けてきました「真央の酒」シリーズは、一旦、終了!とします。
自分でも楽しみながら続けてきましたが、このシリーズを続ける中で、
「実際にお酒を造るとしたら、何を決めなければならないのか?」
とか、
「オーダーするとしたら、どの条件がハードルが高いのか?」
が、わかり非常に勉強になりましたし、何より、自分自身が何をしなければいけないのか?という方向性を決めることが出来たことが大きかったですね。
もちろん「酒蔵探し」に進展があるようでしたら、また報告したいと思いますし、何か、ネタを思いつたら、「番外編」を投稿するかも知れません。
引き続き、真央ちゃんネタの投稿も多いとは思いますが、ずっと休んでいた「唎酒師への道シリーズ」も再開したいと思います。とにかく、真央ちゃんのように「やりきった!」と思えるまで頑張ります!
あと、今後、セミナーの募集も、このブログを通じて行うことも考えていますので、その際は宜しくお願いします!
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