真央の酒(8) やはり麹菌は黒?それとも白?いや?
こんばんは。
ちょっと久しぶり?の「真央の酒」シリーズ第8回目です。
しかしながら、13日から始まった「タカシマオ展」は連日大盛況ですし、18日には久しぶりに真央ちゃんがラジオ番組に出演してくれましたし、一昨日からは、何と、真央ちゃんが公式にinstagramまで始めてくれるなど、真央ちゃんファンにとっては、嬉しい話題満載で、心配していた「真央砂漠」は何処へやら?の1週間でした。
そして、これからも、
9月25日:浅田真央生誕祭 きっとinstagramで写真をUPしてくれすはず(強い願望!)
10月11日:新之助 CM発表会 きっとゲストで呼ばれて取材が殺到し動く真央ちゃんが見れるハズ!
10月12日〜31日 新之助TV CM 放映(新潟、首都圏のみ)
10月18日〜29日 タカシマオ展 at 横浜高島屋
10月21日:名古屋祭り パレード参加(根拠ないけど可能性有り?)
12月10日:ホノルルマラソン参加 TV放映(根拠なき妄想!)
と予定(未定のもの含む)が盛りだくさんです。
そういえば、前回「真央の酒」の原料に決定した「新之助」、今日、GINZA SIXで塩むすびを買って食べてみました。
シンプルな塩むすびなのですが、お米の甘みも感じ、適度な粘り気があって美味しかったです。若干ですが、いつも食べているお米よりも粒も大きい感じです。これは是非購入したいですね。
そして、ようやく本題ですが、今回は「麹菌」をどうするか?を考えてみたいと思います。
「麹菌」といってもピンとこない方が殆どかと思いますが、日本酒を造る上では不可欠なものなんです。先日、「真央の酒(6)」で、アルコール発酵を促すために必要な「酵母」を決めましたよね。
そして「真央の酒(5)」で、アルコール発酵を図で示しましたが、もう一度、それを書きますと、
ということでした。
ワインの場合、原料のブドウ自体に糖分が存在するため、酵母を与えてやれば、すぐに上記のアルコール発酵が始まるわけですが、日本酒の場合は、原料であるお米に糖分がないため、このシンプルなプロセスではお酒はできません。
すなわち、
という、別のプロセスが必要になるのです。そして、このプロセスに必要な「酵素」を供給する役割を担うのが、
「麹菌」
です! 麹菌についての説明は恐ろしく長くなるので割愛しますが、ご興味ある方は「唎酒師への道(16)〜(19)」をお読みいただければと思います。
さて、そして、この麹菌にも色々種類がありまして、白麹、黒麹、黄麹というものが日本酒造りに使われております。
各麹菌の特徴は以下の通りです。
さて、真央ファンなら、ここで、もう、この後の”ネタ”にピンと来たのではないでしょうか?
そうです、浅田真央ファンの中で過去に繰り広げられて来た、
「白黒論争」
です!(笑)
まず、最初に。この論争が起こったのは、2010年のエキシビションで滑ったショパンのバラード第一番。
最初は、このロングスカートの真っ白な衣装でした。
初めて、この「白バラ」を観たときは、あまりの美しさに息を飲んでしまったものでした。美しいショパンのメロディーに優雅な滑りがピッタリとマッチし、風を受けて揺れる白いロングスカートが透明感と共に幻想的な雰囲気を醸し出していましたね。
ところが、そこに殴り込みをかけて来た?のが「黒バラ」です!
もともと、このプログラムがスタートやフィニッシュのポーズもそうですが、振り付け全体もバレエをイメージさせるものであったところに、どストライクのバレエ衣装であるチュチュをあしらった清楚で黒い衣装。
まさに、
氷上のバレリーナ!
ということで、この黒バラも素晴らしい衣装であったことから、最初は白が好みと言っていた人の中でも、黒の方に乗り換える人も増えて来て、私のイメージでは白派と黒派に真っ二つに?分かれた感じでした。
そして、次に「白黒論争」が起こったのは、あの伝説のCMです。
そう、これですね!
特撮とはいえ、凄いアクションシーンが満載で、真央ちゃんの新たな魅力と言いますか、無限の可能性を感じさせるものでしたね。
しかし、何と言っても、このCMの最大の衝撃は、これまで妖精や天使のようなイメージが中心だった真央ちゃんが、
「黒マオ」で、初めて”悪役”を演じた
ことです。
もちろん、競技プログラムでも、「鐘」に代表されるような他の作品とは雰囲気の全く違う重厚な作品を19歳の時に完璧に滑っているのを、我々ファンは観ていますが、それでも、この「黒マオ」は、非常に強烈なインパクトで、我々ファンの知らない真央ちゃんの一面を垣間見た気がして、ゾクゾクしましたよね。
確かに、正義の味方である「白マオ」も十分にカッコいいんですが、この勝負は、
「黒マオの圧勝!」
だったと思います。
最後のシーズンとなった昨年のショート・プログラムである「黒リチュ」も、真央ちゃん本人が、
「ちょっとミステリアスな感じで、ちょっと悪のような感じを出せるようにしたい」
と言っているように、アイスショーで観た「黒リチュ」も、ストナCMの「黒マオ」の流れの中にあるように感じられ、その衣装とメイク、そして、もちろん振り付けも、これまでの競技プロにない力強さ、雰囲気が真央ファンから絶大な支持を得ました。
昨シーズンが始まる前のインタビューで、そのシーズンを「色」に例えると何色かと聞かれた時も、「黒」を選び、
「いろんな色が混ざると最終的には黒になる。自分が目指すのは黒でいいんじゃないか。黒は強いイメージもある」
と語っています。
真央ちゃんが、ここまで言ってるわけですから、もう、これは黒で決まり!じゃないですかね〜?と言いたいところですが、ちょっと待ってください。
実際に昨シーズンの競技が始まって、フリープログラムの「赤リチュ」を観ると、これが、また凄いプログラムで、観れば観るほど、その魅力にどんどん引き込まれていき、最終的には、ファンの間では圧倒的に「赤リチュ派」が増えてしまったんですよね。
さて、長々と書いて来ましたが、じゃあ、最終的にどの麹菌を選ぶのか?という結論に向かいましょう!
ここまでの話の流れを考えると、
白よりも黒が優勢な流れでしたが、最終的に赤がうっちゃった
ということになっています・・・。
でも、赤麹菌ってないんでしょ?と聞かれると、実は、中国の紅酒や紹興酒などに使われる紅麹というものが存在はしています。しかし、これは日本酒造りにおいては、殆ど使われておらず、ごく稀に使われていたとしても色付けに使われている程度なので、この紅麹の採用は難しいですね。
じゃあ、黒麹菌で決まり!かといますと、上の表にありましたように、黒麹菌というのは、従来、泡盛を造る時に主に使われていたもので、最近は白麹菌と同様に焼酎にも多く使われているものなんですよね。
実際、殆どの日本酒が黄麹菌を使って造られておりまして、少しづつ増えて来ているとはいえ、黒麹菌や白麹菌を使うお酒は、まだまだ非常に少ないのが現実です。
ただ、この黒麹菌はクエン酸という酸を大量に生成するのが特徴で、これを日本酒造りに使うと、
非常にフレッシュな果実のような爽やかな酸味
を持ったお酒が出来るというメリットはあるんですよね。
う〜ん。
悩ましいですが、透明感のあるロゼピンク色、スパークリングタイプ、酵母もマイナーなもの、お米も食用米ということで、どんどんハードルが高くなっているところに、麹菌まで取り扱いのあまりないものを選んでしまうのは、
醸造リスクが高まり過ぎる
と思いますので、
麹菌は王道である黄麹菌に決定!
としたいと思います。
皆さんが、ズッコける姿が目に浮かびます・・・(笑)。
果たして、今までの「白か黒か?」の長い長いフリはなんだったのか?と思われたことでしょう。
大変、申し訳ありませんでした。
でも、まあ、昔、こんな衣装もありましたし、
つい最近では、こんなのもありましたから、
真央ちゃんも決して黄色に縁がないわけではないということでご容赦ください!(笑)。
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“真央の酒(8) やはり麹菌は黒?それとも白?いや?” に対して1件のコメントがあります。