瀬戸内旅行‼️ ウサギ島&絶景ホテル&最高のカクテル
こんにちは。
今日は、8月の頭に実家に帰省した時に、少し足をのばして行ってきた瀬戸内の島への小旅行について書きます。
実は、今回の旅行は母の誕生祝いが目的で、弟の家族もジョインしての一大イベントだったんです。
まずは腹ごしらえで、お昼ご飯は、以前、酒蔵見学の時に一人で行って美味しかった竹原市のお好み焼き屋さんへ。
前に来た時は、純米吟醸の酒粕が入った「たけはら焼スペシャル」を食べたのですが、今回は、いか、エビ、豚肉、玉子入りで、店の名前が、そのまんまメニューになっている「御幸」の”そば入り”をオーダー。
こちらが、その「御幸」。広島では、お好み焼きにマヨネーズは邪道!と言う人も多いので、お店の人も、その辺りは気にしていて、オーダーした時に「マヨネーズかけて良いですか?」と聞いてくれるんですけど、自分はマヨネーズあった方が好きなので、そのままかけてもらいました。ソバも入っているのでボリュームも凄いのですが、キャベツが多いからか、ペロッと食べれちゃいます。そして、もちろん、美味しい💕 実は、この店、夏でも「おでん」があって、近くに、龍勢の藤井酒造や、竹鶴酒造なんかもありますので、日本酒も充実してますから、次回は、夕方から飲みに来たいですね。
さて、食事を済ませた後は、目的地である大久野島へ渡るために忠海港へ向かいます。大久野島は、戦時中は毒ガス製造工場があった島で、今でも、毒ガス資料館がありますし、当時の貯蔵庫が残っていたりするのですが、最近では、野生の兎が約800羽ほど生息している「兎の島」としてSNSやYoutubeで紹介され、
「日本のRabbit Islandとして、世界中にその名を知られる存在」
になっていて、日本だけでなく海外からも多くの観光客が訪れるようになっています。
私も、子供の頃、一度、夏に海水浴で訪れたことがあるのですが、その当時と今では、状況が一変しておりまして、忠海港には、下の写真のようなお洒落なおチケット販売所兼土産物屋まで出来ていてビックリ。
島にはフェリーで15分ほどで着きます。
大久野島には、国民休暇村があって、手前にあるキャンプ場利用者以外は、島には車の乗り入れは禁止されていて、車は忠海港の駐車場に停めて上陸するので、港からは無料のシャトルバスで送迎してくれます。
何しろ、凄い猛暑でしたので兎もグロッキー状態で、木陰やベンチの下に身を隠しています。
こんな格好で休んでる姿も愛らしい!
兎の餌は忠海港の売店で売っているのですが、それとは別に、せっかくなので、実家の畑から大量の人参🥕をスティック状にカットした物を持っていったのですが、これが大正解で兎達が大喜びで食べてくれました。大きな兎は、凄い力で人参を引っ張って別の場所に持っていって食べようとするのですが、子ウサギは、少しづつ、口を一生懸命動かしながら食べてくれてマジで可愛かったです!
色は茶色の子が一番多かったですが、黒や、グレーなど色々なタイプの兎がいましたね。
夜になって涼しくなると、兎たちもホテル前の広場に多く出てきて、夕食を終えた宿泊客達が餌をあげると、遠くからも走って駆け寄ってくるのもいたりしてメチャ楽しいんです。で、この日も、多くの人が兎との交流を楽しんでいたのですが、そんな中、山の方から何やら大きな黒い物体がゆっくりと近づいてくるじゃありませんか!薄暗いので、はっきりとは見えませんが、体調1メートルはありそうな生き物・・・。そう、猪🐗だったのです!それまで平和だった空間に一気に緊張感が走り、皆がゆっくりと、その場を後ずさりしながらホテルの方へ避難。実は、私、猪、初めて見ました。どうしても、突進してくるイメージあるので、怖くて、すぐに逃げましたが、ホテルのフロントの方によると、この島の猪は攻撃的なタイプではないとのことで、実際、ホテルの方が懐中電灯を猪の方に向けると、興奮して暴れることもなく、退散していきました。いやあ、でも、ちょっとビックリしました(笑)。
この国民休暇村、食事は夕食、朝食共にバイキングで、地元の食材も一部あったりして、そこそこ美味しかったですけど、まあ、写真撮ってブログで紹介するほどでもないかな?ということでカット。
温泉はもちろん、プールもありますし、レンタサイクルや各種イベントもあるので、家族連れには最適でしょうね。そして、何と言っても、兎が沢山いる!これは絶対に子供は喜びますし、大人も癒されますので、リピーターが多くいるというのも納得です。
そして、翌日は一旦、本州に戻ってから、またフェリーに乗って別の島、大崎上島の「きのえ温泉 ホテル清風館」へ。
このホテル、海沿いの高台にあるので、全室オーシャンビューなのですが、今回はちょっと奮発して瀬戸内海の大パノラマが部屋から一望できる「特別室」を予約していたのです。
ちょっと逆光なので、海の色とかイマイチですが、実際は真っ青な海で、潮の流れもよくわかるし、そこを往き交う船をボーッと眺めるだけでリラックスできる素晴らしいお部屋でした。
で、お楽しみの夕食は別室で!
まずはお造りから!
そしてアワビの踊り焼き。透明なガラスの蓋をしてアワビを熱すると、アワビがクルクル回転して、正に踊っているかのように見えるんですよね。
仕上がりは、こんな感じ。小ぶりではありますが、メッチャ美味しかったです(笑)。
そして揚げ物はアスパラをハモで巻いたもの。
海老まんじゅう!
更にローストビーフ。
虎魚(おこぜ)のアーモンド焼き。
茶碗蒸し。
そして、締めは鯛の釜飯!
いやあ、本当にどの料理も美味しくて、ボリュームもたっぷりで大満足でした。もちろん、お酒は広島の日本酒を飲みました!個室での食事でしたので、中居さんも忙しいし、少しづつ何種類も飲むのではなく、小瓶を頼んで、じっくりと料理をメインに楽しむという飲み方にしてみました。
さて、大満足の食事を終えた後は寝るだけ?と、ならないのが、ここ清風館の凄いところなんです。
実は、このホテル、1階にバーカウンターがありまして、まあ、バーカウンター自体は珍しくないのですが、そこにいらっしゃるバーテンダーさんが、ただ者ではない!方なんです!
颯爽とシェーカーをふる、この田村さん、何と帝国ホテルで40年以上にも勤務し、メイン・バーであるオールド・インペリアル・バーでも長年に渡りバーテンダーを勤め、各界の著名人相手にカクテルを提供してきた凄い方なんです。
そんな田村さんが、退職された後、自然豊かな所に住みたいと、この大崎上島に移住してこられ、その経歴が次第に地元の方に知られるようになって、このホテルの社長から懇願されて、このバーで働くことになったのだそうです。
今では島の魅力にすっかり魅了されて、島特産の柑橘類を使った独自のカクテルを作ったり、街のイベントに参加されたりと大活躍の毎日のようです。下の写真は、あるイベントでの屋外に作られたバーなんですけど、こんな絶景を見ながらプロの作ったカクテルを飲めるなんて最高でしょうね。
で、話を戻しますけど、温泉に入って、浴衣姿のまま、田村さんのいらっしゃるカウンターに腰掛け、お酒の話、島での暮らしの話、印象に残っている著名人の話など、実に色々な会話を楽しみながら、色鮮やかで、美味しいカクテルを飲んで、至福の時間を過ごしたのでした。
今回の瀬戸内の島を巡る旅、母はもちろん、兎好きの姪っ子、甥っ子、そして我々、酒好きの大人、正に、老若男女全員が楽しめた、真央ちゃんのサンクスツアー のような旅行でした(笑)。
ウサギ島には、暑くない季節にもう一度行って、ウサギの群れに襲われるような?体験をしてみたいですし、大崎上島の方も、また別の季節に行って、田村さんと再会を果たしたいです!
いや、真面目に瀬戸内の島の観光資源としての価値は半端ない!と再認識できた旅でした!
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