冬の日本海添いの街を巡る旅 〜その2 酒田編 〜
こんにちは。
今回は村上から電車で1時間半ほど北上した所にある酒田を訪れた時のレポートです。
ですが、その前に、どうしても取り上げないといけないものが
真央ちゃんとイチローの夢の共演!
です!
名古屋が誇る二大国民的スターがCMで共演するなんて、佐藤製薬さん、凄すぎます。
で、CMもいいんですけど、WEBで公開されている真央ちゃんとイチローのキャッチボールの動画が最高ですよね。とにかくイチローが、終始嬉しそうで、デレデレしてて、可愛い姪っ子に久しぶりにあった親戚の叔父さん、そのものです。真央ちゃんって、常に自然体で、「わざとらしさ」とか「狙ってやってる感」が皆無だから、接する人も皆んな笑顔になるし、その様子を見る我々ファンも、心がほっこりして幸せになれるんですよね。
しかし、真面目な話、真央ちゃん、しっかりボールをコントロールして投げれてるのは凄いと思いました。
さて、それでは酒田の話です。
私が到着する前日の夜、酒田には一晩で40cmの積雪という、何十年ぶり?地元の人も記憶にないくらいの大雪に見舞われてまして、大変なことになっていました。
そんな状況で、しかも日曜日だったので、駅にはタクシーが一台もいなくて、観光案内所の人に聞いたら、バスも30分後までないとのことだったので、スーツケースを抱えながら旅館まで20分ほど歩いて行きました(泣)。
歩道も、こんな感じなので結構大変でした・・・。
今回の宿泊先は若葉旅館。あの有名な山居倉庫のすぐ近くで、他の観光地にも徒歩圏内にある便利な宿です。
酒田と言えば、脅威的視聴率を誇ったNHK朝ドラ「おしん」のロケ地として有名で、この旅館にも、出演した女優さん、俳優さんや撮影スタッフも泊まっていたようです。
今回は四畳半のバストイレなしの部屋で朝食付きで6千円弱というお得なプラン。でもお風呂は大浴場に24時間入れますし、トイレと洗面所も部屋を出て直ぐの所にありましたので全く問題なく快適に過ごせました。
お部屋も館内も清潔で、朝食も美味しくて大満足でした。酒田観光の際には是非、おススメしたい宿です。
さて、チェックインしたら、早速、歩いて直ぐの山居倉庫へ。
雪で足元が悪いので歩きづらくて大変でしたが、雪化粧した山居倉庫が見れたのは良かったですね。光の当たり方で雰囲気も変わります。
ここにはお土産物屋さんやレストランが入っている一角があるのですが、大部分は、今でも昔と一緒で、お米の倉庫として使われているとのことで、倉庫の西側に植えられているケヤキの木は西日を防ぐためなんだそうです。なるほど!
本当に絵になる場所なので数えきれないくらい写真撮っちゃいました(笑)。
そして、そこから5−6分歩いて本間家旧本邸へ。このお屋敷は、一つの建物の中に武家屋敷と町人屋敷が混在しているのが特徴で、様式が違うと、使う木材も違うし、欄干の模様や廊下の板の貼り方も全然違うということで興味深かったです。こういう事は、ただ見ただけではわかりませんから、やはり、きちんと説明を聞かないといけないですね。
しかし、このお屋敷も、いかんせん寒い・・・。むちゃくちゃ広いお屋敷にストーブが一つあるだけですからね・・・。
ここを出るときには、もう16時を過ぎていて薄暗くなって来ていましたが、急いで、直ぐ近くの旧鎧屋へ。
ここは江戸時代に繁栄した酒田を代表する廻船問屋で、井原西鶴の本にも登場するとのことです。
この日は雪が積もっていて見えませんでしたが、このお屋敷の大きな特徴は「石置杉皮葺屋根」で、読んで字の如く、杉の皮で葺いた屋根に小石を沢山置いたものだそうです。不思議な屋根ですよね。
中に入ると広い土間があります。土間って、何かいいですよね!
そして、広いお部屋。当然、寒いですが・・・。
そして、ここにも竃。真央ちゃんも、将来は土間があって、竃があるような古民家に住みたいと思っているんだろうなあ、などと思いながら興味深く見ました。
とにかく寒いし、日も暮れてきたし雪もどんどん降ってくるので、この日は、ここで一旦、旅館へ撤収。
お風呂に入って体を温めようかな?とも思ったのですが、眠くなりそうだし、外出したくなくなりそうな気がしたので、部屋で時間を潰して、タクシーで予約していたお鮨屋さんへ。
お店の中はこんな感じです。カウンター席のみ。
まずは、おつまみから。生牡蠣をオーダー!厚岸産でミネラル感たっぷり!
続いてサザエの壷焼き。磯の香りがたまりません。身を食べた後の、お汁も啜って、それをツマミに日本酒を飲むと、これまた最高!
酒田は庄内平野の米処でありますから、沢山の酒蔵があります。有名な銘柄だけ挙げても、楯野川、上喜元、初孫、そして近隣の町にも、栄光富士、東北泉などの有名な銘柄があって、このお店の日本酒メニューも充実しているのですが、まずは、親方のオススメで初孫の本醸造の「ぬる燗」から。何と1合450円ですが、これが美味しい・・・。
ハタハタの田楽。頭も骨も全部食べれます!やっぱり東北で食べるハタハタ最高!親方によると、秋田の人は卵をタップリ持ったメスが好まれるみたいだけど、この辺り庄内では、卵を持っていないハタハタの方を好んで食べるんだそうです。面白いですよね。
鮟肝。日本酒に合わないはずがない!
二杯目は楯野川の純米大吟醸。楯の川酒造は、今は純米大吟醸酒しか造っていないという珍しい酒蔵で、純米大吟醸でも、お値段もリーズナブルで食中酒として美味しく飲めるものを醸している注目の蔵です。
さあ、そして、いよいよ、にぎりへ。
このお店、何と、お任せ10貫で3,000円というメニューがありまして、殆ど全てのお客さんが、それをオーダーします。もっと食べれるという場合は、更にお任せで、3貫とか5貫とか追加するわけです。
まずはスルメイカ。ネットリした食感がたまりません。
石鯛。美しい。もちろん美味しい・・・。
そして絶品だった「炙り白子」。鱈の白子は大好きですけど、握りで食べたのは初めてです。もう、思い出しただけで涎が・・・。
そしてウニ。もちろん、バフンウニです!もう、たまらん・・・。
ガザエビ。これも初めてかも・・・。もちろん最高。
のどぐろ。この日、3本の指に入る握りでした。
クエ。身の弾力と旨みがすごかった・・・。
本マグロ。美味しいんですが他に比べてインパクトは小さい?
この他にも、ブリ、ヒラメ、シメサバ、キダイ、穴子など、全部で15貫頂きました。
日本酒も親方にお任せで、下の大和桜の他、麓井、杉勇などの関東ではあまり目にすることのないお酒を次々に飲んでいったのですが、どれもメチャメチャ美味しかった・・・。
親方との日本酒談義にも花が咲き、絶品の鮨と美味しい日本酒を堪能できて最高の夜でした。今度、酒田に来る機会があったら、絶対にまた来ようと心に誓ったのでした。
さて、美味しいお酒のおかげで、翌朝も、スッキリと目覚めることが出来て足元の悪い中、最後まで観光地巡り。
まずは、下日枝神社へ。この鳥居の形状が独特なことで知られている神社ですが大雪で誰もいませんでした(笑)。
そう言えば、酒田は映画「おくりびと」の撮影も行われたようで、この神社の近くにロケに使われた聖地がありました。
この日も、とにかく寒かった・・・。果敢に近くの日和山公園にも行ってみたのですが、全く除雪されていなくて、膝下まで雪の中に入ってしまうような状態だったので中に入るのは諦めました。
次は、かつて酒田が繁栄していた時代に建てられた料亭である「山王くらぶ」へ。
二階には大規模な宴会も行われていた大広間がありました。
そこには「傘福」という、この地方に伝わる飾りが沢山吊り下げられていました。
そして、この建物には、竹久夢二が滞在したという専用のお部屋もありました。
この後、海鮮市場にも行ってみましたが、ここは、ぶっちゃけ大したことありませんでしたorz.。
更に、舞妓さんの踊りが観れるという相馬楼にも行ってみました。しかし、踊りは1日1回、14時からということなので今回は断念。次に来た時は是非観たいですね。
さて、酒田はワンタン麺を中心としたラーメンでも有名な街ということなので、酒田で最後の食事は地元でも人気のコチラのお店へ。
もちろん、ワンタン麺をオーダー。冷え切っていた体に鰹出汁のスープが染み入りました。美味しかったあ。
そう言えば、日曜日が定休日だったので行けませんでしたが、コチラのお店も次回は絶対行きたいです。TV番組で紹介されたのを見て、ブックマークしてたのですが、人情味溢れる感じのお店で、絶対楽しいと思うんですよね。
というわけで、ドカ雪の中、かなりの距離を歩き回って、しっかり観光もして、美味しい料理とお酒を堪能した酒田でしたが、また是非、季節を変えて訪れてみたい街です。
明日からは、真央ちゃんに会いに出雲に行ってきます!
久し振りなんで楽しみ〜!
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