2017 ホノルルマラソン回顧録 ー自分を誇れる日ー

こんばんは。

今週土曜日には、いよいよ真央ちゃんのホノルルマラソン特番のテレビ放映がありますね。自分が映ってるかどうかわかりませんが、自分も走ったマラソンのコースも思い出せますし、何より、真央ちゃんの頑張っている雄姿を観れるのが楽しみです。

そこで、真央ちゃん特番の放送前に、今回は、自分がホノルルマラソンに出場して気づいたこと、感じたこと、覚えておくと便利と思うことなどを備忘録的にまとめてみたいと思います。もう一度、自分が参加することがあれば、その際にも役に立つと思いますし、今後、初めてホノルルマラソンに参加する方にも多少なりとも参考になれば幸いです。

①日程の組み方

今回、自分は12月8日の金曜日の夜に成田を発って、現地の金曜日の朝にホノルルに到着。10日の日曜日にマラソンを走った翌日、11日のお昼過ぎの飛行機に乗って、12日、火曜日の夕方に帰国するという日程でした。

この3泊5日の日程が恐らく、ホノルルマラソンに参加する場合の一番一般的な日程だと思います。金曜日は普通に働いて、月曜日と火曜日の二日間休みを取ればOK!ですからね。

しかも、現地で必要な手続きである、

7〜9日  ゼッケンの受取り

9日     ゴール地点への着替え荷物預け

といったものも無理なく出来ます。

体力に自信がある人で、忙しい人なら、土曜日の夜便で成田を発って、着いた翌日にマラソンを走り、そのマラソン当日の午後の遅い便で帰るという最短の超弾丸日程もあり得ますが、これは、かなりキツいでしょうね。

自分は、結局、時差ボケ?でマラソン前夜に1時間しか眠れませんでしたので、本当ならもう一日早くホノルルに入れればベストだったと思っています。

②ホテルの選び方

宿泊するホテルを考える場合、ゴール地点のカピオラニ公園に近いところにするか、スタート地点に近い、アラモアナ地区にするか?、その中間でいいのか?悩ましいですよね。

自分はワイキキのほぼ中心部にあるホテルに泊まりまして、スタート地点まで徒歩20〜25分程度、ゴール地点からは徒歩40〜45分程度だったと思いますが、特に不満はありませんでした。

知っておくべき事実としては、

・大会当日のハワイ動物園からスタート地点までのバスはノンストップで途中での乗車は出来ない

・ゴール後には各人がホテルまで歩いて帰るしかない

ということですから、スタート地点へのアクセス重視派であれば、アラモアナ地区のホテルに泊まるか、いっそ、動物園の近くのホテルに泊まるのがベター。ゴール後に疲労困憊になることが心配であればカピオラニ公園に近いホテルを選ぶべきでしょう。

ぶっちゃけ、食事に関しては、どの地区に泊まっても何かしらお店はありますし、そもそも出走前に、そんなにこだわった食事する気にもならない?から、あまり気にしないでいいのかな?と思います。

前の晩に食べたカルボナーラ

雨季とはいえ、気候は気持ち良いですから、スタート地点まで30分前後歩いても、良いウォーミングアップになりますし、個人的な意見としては、どちらかを選べと言われたならば、スタート地点への便利さよりは、ゴール後の足の故障などのリスクを考えた選択をするべきだと思います。

③ゼッケンの受取り

ゼッケンは、コンベンションセンターの会場に行けば、番号毎にデスクが設置してありますので、そこで係員の人に事前に送られてきたメールを見せれば受け取ることが出来ます。

コンベンションセンター1階の会場

そして、ゼッケンを受け取った後にしなければいけないことは以下の3つ

①ゼッケンに付いているICタグをPCでアクティベートしてもらう

これを忘れると自分の記録が残りません・・・。

②JALパックのツアーでなく、個人でJAL便を使っていてホノルル入りした人で、ゴール地点にあるJALテントを利用したい人は、JALのブースに行って便名と名前を告げて登録し、JALの鶴のマークのシールをゼッケンに貼ってもらう必要あり 

この手続きをしておかないと、ゴール後にJALのテントに入れてもらえません。マラサダも食べれないわけです!!

③ゴール地点での着替えを預かってくれるサービスを希望する場合は、デスクにその旨を申し出てゼッケン番号がついたビニール袋を受け取る必要あり

外国人の参加者の中には、ゴール後も着替えないで、汗びっしょりのまま、歩いて帰る人も沢山いましたが、やはりスッキリしたいですから、着替えを預けておくことをお勧めします。アイスタオルを一緒に預けておけば、体も拭けて気持ち良いです。但し、着替えは「仮設トイレ」ですることになります(笑)。

着替えの一時預かり処

④スタート地点

フルマラソンの参加者だけでなく10kmランの参加者も一緒に一斉にスタートするので、3万人近くの出走者が並ぶのですから大変です。ですから、交通整理をするために、ゼッケンナンバーに申込時の目標ゴールタイム毎に色がついていて、目標タイムの早い人順にその色の指定エリアに並ぶことになっているのです。

スタート地点(ランナー集合場所)の通り

ところが、

実際は、そのルールを守らない人が山ほどいる

のです。

自分はスタートの号砲がなってから、スタートラインに到着するまで、約8分かかりました。距離にして500メートル以上あったようです。自分も真央ちゃんも同じブルーゾーンでしたが、真央ちゃんはブルーの一番前の辺りからのスタートだったのかも知れません。この辺りは番組で要チェック!です。

私はブルーゾーンの真ん中からちょい後ろ辺りに並んでいた?

実は、スタート地点に並ぶ時、日本人の方で何度もホノルルマラソンに参加されている方に、

ゼッケンの色に関係なく前の方に並んだ方がいいよ!」

とアドバイスをもらったのですが、そのまま自分の指定エリアに並んでしまったんですよね。。。

今思えば、ここが真央ちゃんと走れるかどうか?の運命の分岐点でした・・・。

スタート直前の様子

スタートラインを過ぎてから、さあ走ろう!と思っても、コース上には、スタート直後から手をつないで歩いているカップルや、集団でワイワイ話しながら超スローペースで走っているランナーが溢れかえっていて、なかなか追い抜けなかっんですよね。しかもスタート直後は真っ暗で、足元も見えなくて危ないし・・・。

ですから、

ストレスなくスタートしたい人は、指定エリアを気にせず、前に並ぶ!ことが重要

です。

それから、スタート地点でのトイレ事情ですが、全部で100個ほどしか仮設トイレはなかったですけど、各トイレ、5〜6人の列が出来る程度で所要時間も10分ほどで用を足せたので特に問題はなかったです。

スタート地点近くの仮説トイレ

あと、早朝は気温も20℃を切ってますし、雨季なのでスタート地点での雨対策として体が冷えないようにポンチョ(アシックス製300円弱のもの)は絶対に用意すべきです。

 

⑤コースに付いて

世界で一番美しいマラソンコース!と言われていますが、早朝5時スタートで日の出は7時なので、往路でワイキキビーチ沿いの目抜き通りを走る時は真っ暗で海は見えないですし、ダイヤモンドヘッドの裾野を登っていく時もまだ暗くて海は殆ど見えません。復路でのダイヤモンドヘッドの登り坂で、海方向を観れば素晴らしい景色なんでしょうけど、その坂道はちょうど37km辺りから始まりますので、苦しくて、そんな余裕は全くありませんでした。

ということで、自分はコースの景色を楽しむことはできませんでしたね。

25kmくらいから脚が重くなり、太腿の内側が痙攣しそうになるのと戦いながらの走りでしたし、途中で降り出した雨で体が冷えたのも気になりましたし、実際に遠くの景色も霧で霞んでたりしてましたしね。

雨が上がった後の最高に美しかった虹

経験者の人から聞いてはいましたが、本当に30kmを過ぎてからのハイウェイ➡️カハラ➡️ダイヤモンドヘッドの登りの区間は、本当に地獄のように半端なく辛かったです。

もちろん、もう真央ちゃんには追いつけない!ということがわかったことも精神的に大きなダメージでした。

あとは、以前の投稿にも書きましたが、ゴールが見えてからの最後の直線が余りにも長い・・・。いや、長く感じるんです。本当に、必死に、もがいて、もがいて辿り着くという感じです。

ゴール直前にあるJALさんの看板!泣かせます!

でも、この最後の直線で「もがき苦しむこと」がゴールでの喜び爆発への導火線になるんですよね!

話は前後してしまいますが、給水所は十分に設置されており、全ての給水所に水とゲータレードが用意されています。自分はゲータレードをメインに飲んでましたが、正直、これがマズイ・・・。水で薄まってるような味で美味しくないんです。

あとは、後半のエイドステーションでは冷えたスポンジとかも渡してくれましたし、もありました。

その他は、地元の住民の方々がボランティアで、オレンジを切ったものや、チョコなどのお菓子を用意してくれてたりして有り難かったですね。あと、小さな可愛らしい子供が親御さんと一緒に沿道で応援してくれていて、ランナーに手を伸ばしてきてくれて、そこに手でタッチしてやると大喜びしてくれたりして、それで和んだりもしました。

最後のダイヤモンドヘッドの坂道を登った所では、

「ビールあるよ!」

の大きな声が聞こえて、普段なら躊躇なく飲む所ですが、その時は、さすがにそんな元気はありませんでした(笑)。

というわけで、水分の補給は問題なし!なのですが、エネルギー補給のために幾つかエナジージェルを用意し、痙攣防止のための塩分の補給も考えた方が良いと思います。

⑥ゴール後

フィニッシュゲートをくぐると、ゴール地点にいるアナウンサー?がゼッケンを見て参加者を特定して、大きな声で自分の名前を叫んでくれます! そして、しばらく歩いたところで、貝殻のレイ完走メダルをかけてくれます。

完走記念Tシャツを受け取れるテントは、少し離れた所にあるので、自分で歩いて行って、欲しいサイズの受け渡し窓口に行って受け取ります。参加者は申込時に自分の欲しいサイズを申告しているのですが、渡す時に、配布したことを残すためのゼッケンナンバーのチェックはありますが、事前申告のサイズのチェックはありませんでした。

日本人なら大抵Sサイズで大丈夫でしょう。

戦利品(貝殻レイ、完走メダル、完走記念Tシャツ)

そして、JALのテントに行くと、飲み物とマラサダ、オレンジなどが無料でいただけます。もう、脚は棒のようになっていて、椅子に座るのも一苦労なんですけど、

ここで食べたマラサダ、最高に美味しかった!

です。

大会前日のJALテント

これが噂のマラサダ!

あと、自分は気づきませんでしたが、地元の民族衣装を着た女性と記念写真を取れる場所なんかもあったようです。

実はホノルルマラソンでは、コースの至る所にカメラマンがいて、参加者の写真を撮影しまくっていまして、レース後に、参加者は業者のホームページから自分のゼッケン番号で検索すると、自分が走っている姿、ゴールシーン、そしてゴール後の女性との記念写真など、自分が写っている写真を全て観ることができ、その中から気に入ったものを購入できるんです。

良い記念になるので是非、購入したいのですが、結構なお値段はします・・・。事前に、フォトクーポンというものが販売されていて、それを500円分購入しておけば、一定額以上の写真を購入すると全体の価格から2000円の割引になるというようなシステムもありますので、今後参加される方は検討してみても良いかもしれません。

因みに、真央ちゃんのゼッケンで検索しても写真は出てきませんでした(笑)。参加者の希望で閲覧できないようになるみたいです。まあ、当然ですけどね!

ゴール地点付近からのワイキキ中心部。遠い・・・。

そしてワイキキのホテルまでゆっくりと歩いて帰る時、すれ違う地元の住民の方々が首にかけている完走メダルを見て、私に対して、口々に、

「YOU MADE IT!  YOU DID IT! よくやった!」

とか、

「YOU  ARE GREAT GUY! お前はすごい!」

などと、声を掛けてくれて、何だかとても誇らしい気持ちになれます。これは嬉しかったですね。

その日の夜や、更には翌日でさえも完走者は誇らしげに、緑色の完走記念Tシャツを着て街に繰り出し、飲みに行ったお店の従業員やお客さんに完走を讃えられて喜びに浸れるんですよ!他のマラソン大会のことはわかりませんが、なかなか他に、こういうのないんじゃないかな?という気がします。

あと、用意の良い人は、ホテルにマッサージの予約をしていたりするようですが、自分は、プールに入って熱を持った体をクールダウンしました。でも、泳ぐと脚がつりそうになるので、本当に水に浸かっているだけでした(笑)。レース後のケアで体へのダメージの残り方が相当違うようですから、何かしらの対策を考えた方が良いでしょう。

⑦翌日

自分の名前とタイムが印刷されている「完走証」は翌日の朝9時からコンベンションセンターで受け取ることができます。この「完走証」だけなら日本に帰国後でもHPからダウンロードできるのですが、現地でしか受け取れない、フルマラソンの完走者全員の名前と記録が載っている

 Finisher Tabloidという冊子は1万部限定で現地でしか受け取れない 

のです。

その日のお昼過ぎの飛行機で帰るので、早めに受け取りたいと思い、1時間ちょっと前に会場に行ったのですが、もう既に行列が出来ていて、開場時には1000人近い人が並んでいたと思います。まあ、殆どは日本人です(笑)。

やはり、ゼッケン番号で受付窓口が分かれてまして、ゼッケンを見せれば、すぐに完走証を渡してくれます。

そして、20ドル払えば、それをラミネートしてくれるサービスもあります。自分は、米ドルの現金をあまり持っていなかったし、料金が高いと思ったので利用しませんでしたが、完走証とゼッケンを裏表に重ねて一緒にラミネートできるようで、良い記念になるからと利用する人も多いようです。

そして、Finisher Tabloid の冊子は勝手に取っていけるのではなく会場の出口で係員の人が渡してくれるのですが、

厳格に一人に一冊しかくれない

のがアメリカっぽくなくて?意外でした(笑)。あと、10kmランの完走者はもらえません!

というわけで、長々と書いてしまいましたが、結論としましては、初マラソンで苦しかったけど沿道の声援やボランティアの人達のサポートにも感動しましたし、これまで経験したことない達成感を感じることができましたし、何より、ハワイという場所が開放的で気持ちが良くて大好きな場所なので、また是非、走ってみたい!と思います。

今回は残念ながら時間が無さ過ぎてワイキキの日本酒事情をリサーチする機会もありませんでしたしね。次回は、色々なお店で食事をして、日本酒がメニューにあるのか? あったら、どんな銘柄を置いているのか?とか、スーパーなどで、どんな日本酒を購入できるのか?といったところを調べてみたいです。

そう言えば、帰りの飛行機で気付いたのですが、何と、JALの機内エンターテイメント誌の裏表紙のスポンサーが日本酒造組合中央会でした。そして、英語の番組で、こんなものもやってました。大部分を広島県の酒処、西条で収録していたのが嬉しかったですし、英語もわかりやすくて面白かったです。

もしも、真央ちゃんが、またホノルルマラソンにチャレンジしてくれたら最高なんですけどね!

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2017 ホノルルマラソン回顧録 ー自分を誇れる日ー” に対して5件のコメントがあります。

  1. Yuko より:

    ホノルルマラソン2018に参加予定です。
    翌日に完走証をもらって帰国したいのですが、フライトが12:00です。8:00頃から並んで9:15くらいに完走証がもらえれば間に合うかなと思うのですが、甘いでしょうか…
    ご経験からのアドバイス頂けると嬉しいです。

    1. sakemove より:

      Yukoさま、

      私は完走証配布時間の1時間前に行ったら、もう100人以上の行列が出来ていましたが、連れが10kmの部に出場していて、そちらには殆ど並んでいなかったので、そちらの列に並び、直ぐに会場内に入れました。フライトは12:50のJALでしたので、ホテルまで、ゆっくり歩いて帰る余裕もありました。ホテルをチェクアウトして荷物を持って行って、1時間半前に並べば大丈夫なような気がしますが・・・・。コンベンションセンターにタクシーで乗り付ける人も沢山いるので、恐らくタクシーは簡単に拾えると思いますよ。

      1. YUKO より:

        お返事ありがとうございます!
        10kmの列に並んでもフルマラソンの完走証もらえるのでしょうか?
        列が進む速さが速ければいいのですけど、7:30頃に行って並ぼうかと考えております。

        1. sakemove より:

          YUKOさま、
          扉の中に入れば、中はだだっ広くて、壁沿いにデスクがズラッと並んでいて、10kmの部や、フルマラソンのゼッケン別に受付してくれるので、私は10kmの完走証を受け取った後、直ぐに自分のゼッケンの受付デスクに移動して自分の分を受け取りました。ただ、フルしか出ていないのに10kmの列に並べるのか?は不明です。一応、列を整理する係員が何人かいますのでチェックがあるかも知れません。まあ、そこは米国ですから、そんなに厳密ではないので、急いでいるって説明したら黙認してくれそうな気もします。マラソン、是非、楽しんでください!

          1. Yuko より:

            10kmもフルも参加されたなんてすごいですね!
            初のマラソン参加なので完走を目標に楽しんできます。アドバイス、とても参考になりました。
            ありがとうございました。

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