真央の酒(5) やはりスパークリング???
さて、真央ちゃんの誕生月である9月に入り、めっきり涼しくなって過ごしやすくなって来ましたね。
因みに、残念ながら真央ちゃんとは星座は違いますが、私も9月生まれでして、花粉もなく、気候も良く、食べ物が美味しくなってくる、これからの季節は大好きです。
で、「真央の酒」シリーズの今回のお題ですが、タイトルにある通りで、
「真央の酒」に発泡性を持たせるかどうか?
を考えていきたいと思います。
皆様、ご承知のように、最近はスパークリング・タイプの日本酒が増えて来ています。
醸造技術の発達がベースにあるのはもちろんですが、その理由としては、
・発泡性を持たせることで従来の日本酒にない清涼感、フレッシュ感が得られる
・発泡性を持たせることで飲みやすくなる
・おしゃれで洗練されたイメージを持たせることができる
・華やかなシーン、例えばパーティーで乾杯する時などに飲むお酒としての需要が見込める
・日本酒の新たなタイプとして海外顧客へのアピールにもなる
などを挙げることができると思います。
実際、業界でも、昨年、awa酒協会なるものが設立されて、2020年の東京オリンピックに向けて、スパークリング日本酒を、どんどん普及させて行こうという動きも出て来ています。
さて、それで、「真央の酒」に発泡性は必要なのか?ということなんですが、ここで、まず、「真央ちゃんとお酒」との関わりという観点から、ファンにとって思い出のシーンを画像で振り返ってみたいと思います。
まず、最初に思い出すのは、真央ちゃんの20歳のお祝いの時のシーン。
そして、印象に残っているのは、ショート・プログラムの不本意な演技の後、最後の演技になるかも知れないから、観に来て欲しいと、姉の浅田舞さんを試合会場に呼んで、引退も覚悟して臨んだ、2015年の全日本選手権フリーの日。素晴らしい演技で総合で3位に入って、世界選手権への出場を決めた後に、姉の舞さんとホテルの部屋でケーキに合わせて、モエ・シャンドン。ケーキへの興味の方が断然優っているようですが・・・(笑)
更に、これも、その全日本選手権を終えた年明けの舞ちゃんとの対談の時の写真のようですが、ロゼ・シャンパンを飲んでいますね!
最後に、記憶に新しいところでは、先日の横綱白鵬との、お祝いの席での一枚。
真央ちゃんの席の前に置かれているグラスに注目すると、
と、こんな感じになってまして、ビールには、ほぼ口をつけてなさそうですが、シャンパンは減っていますね。(笑)
まあ、シャンパンは、お祝いの時や、試合後のバンケットの乾杯の時に振舞われることが多いですから、競技生活で殆どアルコールを飲んでいない時でも、口にする機会は比較的多かったのでしょう。
ということなんですが、ここまでの状況証拠だけでは、たまたまシャンパンを口にする機会が多かっただけで、真央ちゃんがシャンパンを好きかどうかはわからないし、「真央の酒」も発泡性を持たせる必要もないかな〜と考えていたのですが、どうしても気になることが、もう一つあるんですよね。
それは何かと言いますと、ちょっと画像が見つからないのですが、先月の「THE ICE 2017」の打ち上げパーティーのとき、真央ちゃんが、
「布も使わないで、素手でシャンパンのボトルのコルク栓を開けた」
のを見たとき、
これは慣れてるな!
って思ったんですよね。
ここまで、扱いに慣れているとなると、シャンパンはお店だけでなく、プライベートの場でも結構、飲んでいる可能性が高いと推察できます。もしかすると、かなり好きなんじゃないかな〜。
これは、「真央の酒」の発泡性に関しても真剣に考えてみた方が良さそうですね!
そこで、日本酒の発泡性のあるものには、どういうものがあるのか?を簡単に説明したいと思いますが、その前に、もっと根本的なこと、アルコール発酵について説明します。
アルコール発酵とは、
というもので、この「炭酸ガス」をボトルの中に閉じ込めたものが、発泡性のお酒ということになります。
そして、スパークリングタイプの日本酒には、大まかに分けて、
①微発泡活性酒
②シャンパンと同じ製法、瓶内二次発酵で造られたスパークリング日本酒
③後から、炭酸ガスを充填したもの
の、3つのタイプが存在します。
まあ、③の炭酸ガスを後から充填する「なんちゃって発泡酒」は論外として、採用するなら、①か②なんですが、①は、澱を含んだ「にごり酒」のタイプが多いですし、微発泡というのも中途半端ですから、採用するなら②しかないですよね!
そこで、②について、もう少し詳しく説明しますと、シャンパンと同じ瓶内二次発酵という製法を用いて造られるのですが、日本酒でいうと、
一次発酵 ・・・通常の日本酒と同様にタンク内に蒸米、米麹、水、酒母を入れて発酵を促す
二次発酵 ・・・活性を保った酵母を含んだ状態の醪を瓶詰めし瓶内でアルコール発酵を進めお酒に炭酸ガスを含ませる
という形になります。
そして、この二次発酵というのが、酵母の活性や、糖度を考えながら、温度や発酵期間を厳密に管理する必要があり、高度な技術を要するプロセスなんです。
そして、この二次発酵によって、
きめ細やかな泡を持ったゴージャス感のあるスパークリング日本酒
が完成するわけです。
ここで、ふと頭に浮かんだのは、真央ちゃんのスケート人生って、やっぱり、「バンクーバー五輪まで」と「その後」で、大きく、二つのステージに分かれるんじゃないかなということです。
つまり、
幼い頃から得意だったジャンプを武器に、更に努力を積み重ね獲得したバンクーバーでの銀メダル ➡︎ 一次発酵
全ての技術を一から見直しジャンプを修正し芸術的なスケーティング技術を体得し観るものを魅了 ➡︎ 二次発酵
という、二つのステージで、それは、
二段階の発酵プロセスを経て芸術的なお酒として完成するスパークリング日本酒
に、重ね合せることができるのではないでしょうか?
おお、またしても、まさかの展開!です。
ここで、念のため、前回までの「真央の酒」シリーズで決めてきたことに関して、今回、スパークリング日本酒を採用することとの整合性を考えてみても、
(1)純米大吟醸 ➡︎ OK (純米大吟醸のスパークリング日本酒は存在します)
(2)精米歩合50% ➡︎ OK(問題なし)
(3)透明感 ➡︎ OK(うすにごりのものが多いがクリアなものも存在)
(4)無色 or ロゼピンク ➡︎ OK(無色は問題なし、古代米の利用でロゼピンクも恐らく可能)
ということで問題はないですね。
ということで、いわゆる「王道の日本酒」から徐々に逸れてきているとのご指摘も受けそうですが、「真央の酒」は、どこかにありそうな酒ではなく、浅田真央という偉大なスケーターがそうであったように、
唯一無二の酒!
を目指していくべきだと考えていますので、「真央の酒」は、
スパークリング日本酒に決定!
としたいと思います。
ただし、世の中のスパークリング日本酒の多くがそうであるように、女性をメイン・ターゲットにした形での、
・甘酸っぱい味わい
・10%以下の低アルコール度数
・乾杯時に飲む食前酒的な位置付け
といったコンセプトではなく、スパークリングであることによる、
清涼感、華やかさ、ゴージャスさ、ハレ感、高揚感
といったものは持ちつつ、
・甘過ぎず、日本酒としてのしっかりとした味わいを確保
・アルコール度数もシャンパン並みの12〜14%として飲み応えを確保
・食中酒としても、楽しめる位置付けを目指す
というコンセプトのお酒にしたいと思います!
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