真央の酒(4) やはり色はピンク???
こんにちは。
先週金曜日から、実家に4日間、帰省していまして、今回はPCを持って帰っていなかったこともあり、久しぶりの投稿です。
「真央の酒」シリーズの第4回めですね。前回は、日本酒の外観のうち、清澄度・透明度に関して、
「透明感は譲れないが、完全な無色にはこだわらない!」
というところまで決めましたので、今回は、外観の、もう一つの重要な要素であります「色調」について考えていきたいと思います。
「色調」というと、難しそうですが、要するに日本酒の「色」です。
前回書きましたように、活性炭の粉などを使って濾過を行えば、日本酒は「無色透明」にすることができます。しかし、それと同時に、旨味やコク、風味などを失ってしまい、単調で淡白なお酒になりがちなので、
過度な濾過は避ける
という結論に達したわけです。
で、その場合、日本酒の色ってどうなるのか?と言いますと、「真央の酒」は、お米を50%磨きますから、
「ほんのり薄く、黄みがかったもの」
になる可能性が高いと思います。
黄みががるといっても、白ワインのような黄色や黄金色ではなく、無色に比べれば、ほんの少し黄色っぽいという程度のものです。
「じゃあ、その自然な少し黄みがかった色でいいじゃない!」
「今回はこれで終わり!」
と言われそうですが、ちょっと待ってください!
少し、考えてみたいことがあるんです。
実は、日本酒には、ピンク色のものが存在するんです!
例えば、こちらの、秋田の白瀑酒造さんの、「どPink」
あと、こちらは大分県の中野酒造さんの、「ちえびじんLOVE PINK」
真央ちゃん、ピンク大好きじゃないですか!勿論、ピンクがすごく似合うし(何色でも似合うんですが・・・笑)、衣装もピンク系のものも多かったですよね。
このSPの仮面舞踏会の時の衣装なんて、ピンクの衣装で、胸に大きな赤いハートの装飾が施されていて、まんま「ちえびじんLOVE PINK」じゃないっすか!
うーん、いいですよね。ピンク!
因みに、当たり前ですが、これらのピンクのお酒は、決して着色料を使っているのではなく、「赤色清酒酵母」という「きょうかい10号酵母」の突然変異でできた酵母を使っているものです。何故、赤くなるのか?を説明するのは省きますが、とにかく発酵の過程で赤色の色素を蓄積していくらしいです。下の写真は、「庭のうぐいす」で知られる山口酒造さんのHPよりお借りした、赤色清酒酵母の発酵タンクの様子です。綺麗ですよね〜。ただ、この酵母は、通常の酵母よりも発酵力が弱いため、極めて厳密な温度管理が必要になるらしいです。
でも、賢明なる読者の方々は、もうお気づきでしょう。
「これ、にごり酒じゃん!」
そうなんです。前回の記事で、真央ちゃんが濁ってるなんて有り得ないと、
いち早く排除した「にごり酒」
なんですよね。
今回、ご紹介した二本以外にも、ピンク色のお酒はあるのですが、全て「にごり酒」です。最初は、何故、ピンク色のお酒は「にごり酒」しかないのか?疑問に思っていたんですが、考えてみると、
「赤+白➡︎ピンク」
なんですよね。赤色の液体に、白いにごりが加わることによって、初めてピンクになるんですね。
そりゃそうだ・・・。
うーん、どうしたもんか?と思って調べてたら、こんなのありました!
同じ、赤色清酒酵母を使った、我が地元広島の賀茂泉酒造さんの「COKUN」です。
ピンクじゃなくて、ロゼ色ですが、透明感あり
です。
若干、色味は違いますが、衣装でいうと、こんな感じですかね。
うーーん、正直に言って、この「真央の酒」シリーズは、予めゴールは決めてなくて、ですから、当然、シナリオも何もできてなくて、日本酒を構成する色々な要素を順番に考えていくにあたって、
・真央ちゃんのイメージ
・ファンとしての思い
・真央ちゃんが好きそうなもの
といった様々な要素を加味しながら決めて行こうということで始めましたので、自分が納得できる理由があれば、一旦、決めたことを覆すというのもアリなんですけどね。
しかし、真央ちゃんがピンクのイメージだからということで、お酒の色をピンクにしてしまうと、酵母も決まってしまいますし、この酵母を使った日本酒って、味わいも甘酸っぱい感じのものが多いんですよね。要するに、女性受けしそうなコンセプトのものが多いんです。
確かに、真央ちゃんは、恐らく?日本酒のみならず、アルコール飲料初心者のはずなので、そういうコンセプトで良いのでは?という意見もあると思いますが、個人的には、そこに重点を置き過ぎないようにして、しっかりとした日本酒を造りたい考えています。
ただ、一方で、いくらこだわってお酒を造っても、個性がないものでは面白くないですし、やっぱり、
「真央の酒」ならではの特徴・個性
も持っていて欲しいんですよね。
そういう意味では、色は、一つの大きな個性ではあります。
などと、悩みながら、色々調べてみると、新しい発見があるもので、こんなお酒もありました。
佐賀県の天吹酒造さんのPINK LADYというお酒で、何が違うかと言いますと、このお酒の色は、酵母によるものではなく、原料に古代米の「黒米」を使うことで出ているとのことで、しっかりとした辛口のお酒に仕上がっているようです。(飲んだことありません・・・)
しかし、問題があって、古代米は農産物検査法の適用外なので、お米を磨いて吟醸造りで造っても、「純米大吟醸」は名乗れないんだそうです。
そもそも真央ちゃんは、規格外の選手だったから、それもアリかな〜なんて思ったりしますが・・・。
うーーん(今回、何回め?)、難しいですねえ。
結論としては、外観の色調については、やはり透明感は譲れないので、ピンクはなしとしても、
ひとまず、上品なロゼピンクは完全には排除しないて選択肢として残す
こととしたいと思います!
僅か4回目にして、「枝分かれ」して、選択肢を残すこととなりました。今後も同様のことが続けば、収拾がつかなくなりますが、そこはそうならないように頑張ります!
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