真央の酒(3) やはり透明感は譲れない!
こんにちは!
今回は「真央の酒シリーズ」の第3回目です。これまでの2回の記事で「純米大吟醸酒」「精米歩合50%」というところまで決まったわけですが、今回と次の回で、
「外観」
を決めたいと思います。
日本酒の「外観」って何?と思われる方も多いと思いますが、これは、日本酒やワインをテイスティングする際に必ずチェックする、
「清澄度・透明度」
「色調」
「粘性」
といった、味わいや香り以外の「外から眼で観て確認できる項目」のことです。
今回は、このうち、清澄度・透明度について決めていきたいと思います。
ご承知のように、日本酒には「にごり酒」というカテゴリーが存在します。日本酒は、米をアルコール発酵させて造るのですが、その発酵過程に置いて、酵素や酵母の働きで、米は溶けてドロドロの状態になってまして、発酵が終わる頃には、そこに酵母の死骸やら、様々な不純物も混じったりします。
で、その酒粕を含めたドロドロの状態の液体状のものが、いわゆる「どぶろく」で、それを目の粗い布などで濾して、酒粕と分離したものが「にごり酒」と呼ばれるものです。因みに、余談ですが、酒税法における日本酒の定義として、
「濾すこと(=酒粕と分離すること)」
というものが必須条件として定められていますので、「どぶろく」は日本酒ではなく、「その他醸造酒」となります。
さて、その「にごり酒」ですが、酒粕は分離しているものの、目の粗いもので濾しているため、「澱(おり)」と呼ばれる溶けたお米や酵母の死骸などの細かい浮遊物が含まれて白濁しています。
その澱が、お酒の旨味やコクに繋がりますし、様々な栄養素も含まれているので、「にごり酒」を好む人も多いのですが、まず、最初に宣言したいのは、ここで考えているのは「真央の酒」ですから、
にごり酒という選択は有り得ない!
ということです。
そもそも、真央ちゃんから感じるイメージというものが、
清く澄んで、キラキラとした透明感溢れるもの
ですし、そのスケーティングも、
滑らかで美しい
わけですから、「真央の酒」も、それに相応しいものにしなければいけません。濁っていて、舌触りもグチュグチュ、ザラザラしているなんて論外です。
それともう一つ、引退という決断をした真央ちゃんが、今後は、
ISUや日本スケ連といった”カス”が支配するドロドロとした世界からは無縁の世界で、自由に活動して欲しい!
という願いも込めて、酒粕や澱などの不純物は、しっかり分離したいですよね!
あっ、スケ連と酒粕を同等に扱ったら、酒粕に失礼ですね(笑)。酒粕は、色々な料理にも使えるし、甘酒も作れるし、健康にもいいんですから・・・。
さて、話を戻しますと、清く澄んで透明感のある日本酒にするためには、いずれにせよ、
濾過
をすることが必要になります。
しかし、実は、この濾過という工程も、色々と論点がある工程で、これだけで十分に当ブログの「唎酒師への道」シリーズで取り上げることができるほどのテーマなのですが、このシリーズの主役はあくまでも真央なので、詳しい専門的な話は、後日書くとして、今回は割愛します。
それで、ここで問題になってくるのは、濾過にも、様々な方法があって、各々の手法にメリット・デメリットがあるのですが、
濾過をやり過ぎると色々な問題が生じる
ということです。
例えば、活性炭の粉末を大量に使って濾過をすると、無色透明の淡麗なお酒になるのですが、
色と一緒に、香りや旨味の成分の多くも除去されてしまい薄っぺらい淡白なお酒
になってしまうのです。
これでは、綺麗なだけでなく、力強さや深みも持つという「真央の酒」のコンセプトにはふさわしくありません。
ただ、現実的には、世の中で売られている日本酒の多く、特に大手の酒造メーカーで大量生産されている普通酒は、大量の活性炭を使って濾過されているのが現状です。
そして、その理由を考えてみると、何だか、今のフィギュア・スケート界の置かれている現状と似ているような気がするんですよね。
日本酒造り(黒字)、フィギュア・スケート(青字)で関連させて書いてみますと、
・外観をせめて、無色透明で見栄えの良いものにしたい ➡︎ 厚化粧や衣装で何とか外見をごまかしたい
・造りの粗さからくる雑味を活性炭で取っ払いたい ➡︎ スケーティング技術の未熟さを曲の勢いなどでごまかしたい
・嫌な匂いを良い匂いを犠牲にしてでも除去したい ➡︎ 他要素を犠牲にしてでもジャンプの見た目ノーミスを達成したい
ということになり、要するに、日本酒で言えば、
「見た目だけ良くて、香りも味も素っ気も無い、でも一応酔えるだろ!」
みたいな、お酒を大量に生産して安く売っているわけで、これは、フィギュア・スケートにおいては、
「ジャンプを見た目ノーミスで決めることに全力をあげ、スケーティング技術や本物の深みのある表現力はないけど、得点だけは、どんどん上がってるんだから、あなた達も観てて楽しいでしょ!」
というISUや日本スケ連のやり口に通じるわけで、両者とも、そのファンを無視した「傲慢さ」という意味では全く同じです。
実に嘆かわしい事態ですよね・・・。そんなことしてて、人気が続くと思っているんでしょうか?
さて、予想以上に、長くなりましたので、そろそろ、まとめに入ります!
練習の時の(練習じゃない時もありますが・・・笑)、「すっぴん真央」の美しさはファンなら、誰もが知るところですし、もちろん、容姿やスタイルの面だけでなく、スケートの技術面でも、ジャンプ、及び、全てのエレメンツで極めて高い技術を持ち、同時に芸術性をも兼ね備えた真央ちゃんの演技に、余計な装飾は一切不要であり、同じく「真央の酒」にも、過度な濾過で、余計な調整はしたくないし、そういう調整が必要でないお酒でなくてはなりません。
しつこいですけど、本物であれば、余計な厚化粧は一切必要ないし、不得手なものを誤魔化したり、見逃したりしてもらわなくても、全ての技術を高い水準に持っていけば、フィギュア・スケートであれば、その観客に、日本酒であれば、その飲み手に、真の感動を与えることができるはずです。
真央ちゃんのスケートが、そうであったように、「真央の酒」も、そういうお酒を目指します!
ですので、過剰な濾過は行わない、
透明感は譲れないけど完全な無色にはこだわらない
ということにしたいと思います!
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