横浜高島屋「日本酒まつり」とイベントの楽しみ方

昨日は、横浜高島屋で開催されていた「日本酒まつり」に行ってきました。もともと、大阪の高島屋で開かれていたもので、関東では今回初めて行われることとなったようです。

このイベントは先週の水曜日から行われていて、特に週末は大盛況だったようで、人気商品は、補充しても補充しても、すぐに売れてしまうという状態だったとのことで、私が行った昨日は、最終日で、しかも、午後でしたので、多くの酒蔵さんのブースに売り物が残っていない状態(特に四合瓶は)となっておりました(泣)

しかし、そこは、せっかく40以上の酒蔵さんが参加しているイベントですから、もう在庫はなくて購入はできない銘柄も含めて、どんどん飲ませていただきました。

こうしたイベントは、もちろん、何も考えずに、ただ純粋に色々なお酒を楽しむのも、それはそれで良いのですが、せっかく酒蔵の関係者の方々、場合によっては蔵元さんや杜氏さんとも直接話せる、非常に貴重な機会ですので、少しだけ違った意識を持って参加するだけで、自身の経験値も上がりますし、日本酒の奥深さを実感でき、ますます日本酒への興味が増すこと間違いなしです。

自分の蔵のお酒に興味を持っているお客さんに対して、冷たく対応する人は普通いません(もちろん、稀にそういう方もいますが・・・)ので、どんどん、積極的に試飲をお願いし、感想を言い、質問をしていけば良いと思います。

今回は、かなり、余計なお世話かも知れませんが、最近、ひっきりなしに行われている、こうした日本酒イベントの楽しみ方についての提案をしてみたいと思います。

①試飲の仕方を工夫する

・お酒が無茶苦茶強い人は、片っ端から試飲しても良いのですが、そうでない場合、自分の好みを伝えて、まずは、その酒蔵の中でのオススメの銘柄を飲んでみるのが良いでしょう。好みの伝え方などについては、こちらの記事を参考にしてください。

・何種類か飲んで、はっきりと味わいや香りの違いを感じた場合は、それを何でもいいからシンプルな自分の言葉で表現し、何故そうした違いがあるのか?を聞いてみると、きっと一生懸命説明してもらえるはずです。そこで、わからない専門用語が出ることもあるでしょうけど、そこは、その言葉だけ覚えておいて、後で調べれば良いですよね。大事なのは、「その違う味わい」を意識して記憶しようと試みることです。その繰り返しによって、唎酒の能力は確実にアップしていきます。

②色々と質問する

もちろん、ブースが無茶苦茶混み合っているような時には難しいですが、①で取り上げたような個々のお酒の味わいや香りなどに関する質問以外でも、例えば、

・酒蔵の歴史

・酒蔵のこだわり

・銘柄名の由来

・購入可能店舗

・酒蔵訪問の可否

など、様々なことを聞いてみると良いと思います。もともと好きな銘柄や酒蔵だったとしても、より親しみが増すでしょうし、初めて飲むお酒でしたら尚更ですよね。

味わいはもちろん、銘柄名が強烈に印象に残った安東水軍

③自分でテーマを持って臨む

①にも通じる部分もあるのですが、数多くのお酒を飲める貴重な機会なので、例えば、同じ酒蔵でも、

・お米の違い(山田錦、五百万石、雄町etc)

・酵母の違い(6号、7号、9号、1801号etc)

・製法の違い(吟醸造り、アル添、生酛、山廃、木樽仕込みetc)

・熟成度合いの違い

などによる味わいの違いを実感できるのかどうか?に神経を集中して試飲すると楽しいですし、良い経験になりますし、また酒蔵の人も、そういう熱心な顧客に対しては色々と説明をしてくれるでしょう。

製法や酵母の種類など、まだ当ブログでは説明していないものも沢山出てきましたが、こうしたイベントを通じて、ワインほど味わいや香りに大きな違いがないと言われる日本酒にも、そうは言っても「違い」があることを実感し、その「違い」が何故あるのか?というところに興味を持っていただければ、日本酒を飲む際の愉しみも倍増しますし、こうしたブログを読んでいただく人も増えていくのではないか?と思います!

 

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